商品 No.01 ¥320,000−
◆刀
◆登録 東京都 平成拾九年拾月拾六日
◆長さ 六六.九cm
◆反り 一.四cm
◆目釘穴 三内一埋
◆銘 無銘
◆元巾30.8mm
◆元重7.5mm
◆先巾22.0mm
◆先重4.7mm
無名ではありますが、豪壮な作りの魅力ある御刀です。
三本杉が見事な仕上げで、近年登録したばかりの無審査刀です。
三本杉といえば関の孫六。
一般的に関鍛冶といえば当時の美濃物の代名詞となっています。
美濃鍛冶は室町時代に於いては備前鍛冶に次いで大いに繁栄し、
その中心地は関であり、他に赤坂・蜂屋などにも刀工が分布していました。
その中でも孫六は「関の孫六三本杉」と称され大業物の作者として名高く、
和泉守兼定とともに美濃鍛冶を代表する名工です。
本刀は、その三本杉を綺麗に焼いた一振りで至って健全な御刀です。
◆剣形:身幅広く重ね厚いガッシリとした鎬造り。
反り姿美しく中切先となる体配で、
表裏に太く深く掻いた棒樋が施されております。
白鞘の状態で抜き身で約880グラムです。
◆鍛肌:小板目肌となる地鉄は、一部板目肌が柾に流れごころとなって、
良く詰んでおります。
◆刃紋:三本杉をみごとにに焼き上げております。
◆茎:先を僅かに摘み、茎孔二個で鑢目は丁寧な大筋違い。
◆拵え:白鞘は平成20年に新調したものです。
◆古研ぎの状態ですが鑑賞に支障無く、研ぎ減りもありません。
その他、刀剣の本質を損なうような刃切等の欠点もありません。
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