商品 No.02 ¥350,000−

◆種別: 刀
◆登録: 宮崎県 平成19年5月23日
◆目釘穴;1個
◆銘文;濃州関住後藤兼廣作(桜の押印があります。)
◆刃長: 64.7cm
◆反り: 1.7cm
◆元幅: 32.0mm
◆元重: 7.7mm
◆先幅: 18.3mm
◆先重: 4.8mm
【拵え】 全長: 100.4cm
◆柄長: 22.4cm
◆縁: 38.2mm
◆鍔: 78.1mm(縦)×78.2mm(横)×4.2mm
昭和の現代刀です。
「濃州関住後藤兼廣」は昭和初期、岐阜県関市において活躍し、
戦時中、陸軍受命刀匠に任命されていた刀工です。
三本杉刃の刃文を得意とし、切れ味にも定評があったようです。
銘の上に桜の押印があります。
軍刀は鍛えが甘く観賞には向かないとよく言われていますが、
本来の武器としての目的で作られたわけで実用的には向いているとも言えます。
研ぎ師さんの言葉ですが、研いでみるととっても良い出来のものもあると聞きます。
本作も良い出来だと思います。
居合刀にお勧めいたします。
姿:手持ちの良い、バランスの取れた品格のある姿です。
地鉄:小板目肌詰み、細かな地沸・地景の付く潤いのある地鉄です。
1カ所峰から鎬地にかけて飛び焼きが入ったと思われる部分があります。
刃文:明るく冴え渡る三本杉刃です。
中心:丁寧な仕立てが施され、「濃州関住後藤兼廣作」と銘が入っています。
鞘を払って約950グラム。
素銅地一重ハバキ付きです。
拵えは打刀拵ですが合わせと思われます。
そのまま使用することも可能です。
縁頭:赤銅地を用いた品です。
目貫:鉄地を用い、彫刻にて「亀と千鳥の図」が描かれています。
柄巻:焦げ茶の革巻きです。
柄木を補修し、柄紐は焦げ茶色の本皮で巻き直ししてあります。
鍔:赤銅地を用い、透しと片切彫にて「松葉の図」を描いています。
鞘:黒呂塗り鞘で、補修のうえ塗り直ししてあります。
合わせのお品のようですので、柄と鞘に多少バランスの悪さがあります。
気になれば拵えを新調されても良いのですが、
このままでご使用も出来る状態です。





















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縁頭は赤銅地を用いた一品
柄巻は上質の鮫皮に交換し、柄紐は焦げ茶色の本皮を使用して巻き直し


目貫は鉄地を用い、彫刻と金色絵にて「亀と千鳥の図」が描かれています。



鍔は赤銅地を用い、透しと片切彫にて「松葉の図」を描いています。

濃州関住後藤兼廣作という銘文の上に、桜の押印があります。
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